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事務所の耐震診断をしました!

みなさんこんにちは!


2024年の始まりにはとても恐ろしい地震がありましたよね…

多くの方の命が失われ、何軒ものお家が倒壊している様子がテレビでは連日放送され、本来私たちの命を守るための家が命を奪ってしまうそんな悲しい出来事でした。



万が一大きな地震が来ても私たちとご来社いただいているお客様の大切な命を守る事務所がどれくらいの耐震性能を有しているのか、耐震診断を行いました。

実際の測定風景と診断結果をお見せしたいと思います!

パソコンと振動を計測する機械をセットして診断スタートです。



X方向、Y方向で4つの重りを振動させどの周波数の時に一番揺れるかを計測していきます。

計測中は振動でブルブルしているのが立っている場所によって伝わってきます。


この小さい器具で建物の四隅を計測します。


画面に表示されている一番山の高い部分が一番揺れる周波数を表しています。


地震の大きさの値は一般的に「深度〇〇」が聞き慣れていますが、測定の場合細かく数値化するため「gal(ガル)」という値が使われます。

★gal(ガル)とは地震の時にガタガタと揺れるときの地面の加速度の単位です。

阪神淡路大震災の地震の規模はマグニチュード7.2、震源から25㎞離れた神戸海洋気象台では818galの揺れを観測しています。

変形角が1/200rad以内(階高300㎝の時2.5㎝)で建物の危険度が「安全性高」となるので、この数値が出れば安全性が高いことが確認できますね。



それでは想定した地震でグラフの見方を参考にヨツモク事務所の強度を見ていきましょう!

緑色のグラフ想定の揺れの値が「安全性高」の青色のグラフ内に収まっていれば丈夫な建物ということが証明されます。



西側は大きな窓があり壁の量が少ないため数値が他よりも低めですが安全性に問題はなさそうです!



今回は北海道東部でマグニチュード8.2、震源からの距離50㎞で震度7(779.8gal)を想定して計測した結果がこちらです。

ブルーの安全性高のグラフが振り切れており阪神淡路大震災の揺れだとしても倒壊の恐れが少ないという結果になりました。

現代の新築住宅は耐震性能も日々進化しているので大損壊という危険は少ないと思いますが、こうして測定して安全性が確認できるだけでも安心しますよね。



能登半島地震では歴史的な街並みが残る地域で倒壊しているお家がたくさんありましたが、その多くは耐震補強がされていなかったそうです。

耐震補強工事をしていた築100年以上のお家は壁のヒビや瓦が落ちるなどの被害はあったものの倒壊は免れたという記事がありました。

その方が工事に踏み切ったのも、家の修繕や耐震工事には家を建て直すほどの費用がかかったが、長い歴史のある家を守りたいという思いがあったからだそうです。



一方で、耐震工事を行っておけば良かったと後悔している方が大勢いるというアンケート結果も出ていました。

最近は大きな地震も頻繁に起きているので、命はもちろん大切な思い出の溢れる我が家を守るのも今なのかもしれません。


最近は中古住宅を購入してリノベーションをする方が増えています。

耐震診断をして構造が弱い部分があれば耐震補強をリノベーションと一緒に行い、問題がない強い建物だと分かればそれが安心材料に。

少し費用はかかりますが家族の命を守る安心できる家にするために耐震診断をしてみてはいかがでしょうか?


能登半島地震を受け、様々な地域で「耐震診断」が増加しているそうです。

帯広市でも「木造住宅の無料耐震簡易診断」が対象住宅で実施できるようになっています。

昭和56年(1981年)5月31日以前に着工された住宅(築43年)を対象に無料で行っていますので家の耐震にご不安のある方はぜひご利用ください。

他にも受けるための条件がいくつかございますので詳しくは帯広市のホームページをご覧ください。


ヨツモクサイドでも耐震診断・耐震工事を行っておりますのでお気軽にご相談ください。

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